ANAプラチナメンバーとは?特典・メリット・SFC会員との違いを完全解説!

ANAプラチナメンバーとは?特典・メリット・SFC会員との違いを完全解説!

ANAプラチナメンバーステイタスは、全日空のお得意様ポイントともいえるプレミアムポイント(PP)50,000 pt到達で獲得することのできる、ANAプレミアム会員資格です。

5万プレミアムポイントは、かなりの出張族(もしくは超頻回の旅行)など、一般レベルと比較して相当数の搭乗をこなさないと到達できない高いカベ。
しかし、そのカベを超えた先には、ANAプラチナサービスという、旅や旅行をスムーズに・快適にしてくれる上級会員の世界が待っています。


また、スーパーフライヤーズカードの申込み資格が得られるのもANAプラチナからであり、いわゆるSFC修行僧の到達目標にもなっていますよね。

本記事では、ANAプラチナ目前の方やSFC修行中の方に向けて、サービス内容・メリットからSFC会員との違いまで徹底解説いたします。

目次

ANAプラチナメンバーが享受できる圧倒的な特典・メリット

ANAプラチナメンバーの圧倒的な特典・メリット

ANAプラチナメンバー資格を獲得すると、いったいどのようなメリットがあるのか。
まずはANA公式Webサイトから情報を一覧にして見ていきましょう。

スクロールできます
特典項目特典内容
ご予約プレミアムメンバー専用サービスデスク
座席クラスのアップグレード
国内線の先行予約
国内線座席指定の優先
国際線事前座席指定料金の免除
ご予約時の空席待ちの優先
国内線特典航空券・いっしょにマイル割の先行予約1
国際線特典航空券・アップグレード特典の優先
ラウンジ・空港ラウンジのご利用
優先チェックインカウンター
手荷物受け取りの優先
手荷物許容量のご優待
専用保安検査場のご利用
優先搭乗のご案内
空港での空席待ちの優先お取り扱い
マイカー・バレーのご優待(成田空港)
羽田空港駐車場の優先予約
香港国際空港の優先レーン
マイル・ポイントフライトボーナスマイル
ライフソリューションサービスボーナスマイル
ANAゴールドカード / ANAカード プレミアム特別ボーナスマイル
アップグレードポイント
マイルからANA SKY コインへ特別倍率で交換
アップグレードポイントからANA SKY コインへの交換
旅行・日常プレミアムメンバー・スーパーフライヤーズ会員様特別宿泊プラン
国内ホテルのご優待
ツアー・オンラインツアーのご優待
レンタカーのご優待
海外SIMカードのご優待
ボーダレスWiFi「スカイベリー」利用時のご優待
ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカードご利用時のご優待
ロンドンヒースローエクスプレスご利用時のご優待
メンバー限定ギフト80,000プレミアムポイント限定特典「ANA SUITE LOUNGE」ご利用券
プレミアムメンバー限定 ANAセレクション
ダイアリー・カレンダーのプレゼント
「プラチナサービス」メンバーの特典

あまりにも特典の数が多すぎて、非常~に長ったらしい表になってしまいました。ANAプラチナサービスで得られる特典は数にして35個!

ANAブロンズサービスにおける特典の数が16個ですから、およそ2倍と言っても差し支えありませんね。

こんなに多くの特典があるANAプラチナサービスですが、中でも特に注目できる7つの特典について少し掘り下げてみます。

ANAラウンジの利用

ANAラウンジ(国内線)のイメージ

航空会社が所有するエアラインラウンジは、保管検査場内・搭乗口に近い・軽食,アルコールも無料・電源やWi-Fiも完備と、出発前の時間の時間を快適に過ごすための設備が整っており、一度その魅力を知ってしまうと誰でも虜になってしまう存在です。

▽ANAラウンジって、こーんな感じになってます☆

ANAプラチナメンバーになると、国内線・国際線の別や搭乗クラスを問わず、ANA LOUNGEを利用することが可能になります。また、同行者1名までは無料で同伴できますから、ご夫婦やカップルはもちろん、上司や同僚との出張の際にも、利用の幅が広がりますね。

飛行機を使う際はどうしても時間に余裕があるもの。そうした時間をうまく使うにも、ANAラウンジは最適です。

特典航空券の優先

ANAマイルを特典航空券に交換すれば、ほとんど無料でハイクラスのチケットも獲得できてしまうことはご存知のとおり。

しかしながら、北米,ハワイやヨーロッパなど、人気の路線においては苛烈な早い者勝ち争奪戦が繰り広げられているという点に目をつむることはできません。

ソラチカカードを駆使して大量のANAマイルを生み出していたとしても、使えなければ宝の持ち腐れになってしまいます。

一方、ANAプラチナメンバー資格を得ると、特典航空券の優先が与えられます。特に国際線に限って説明すると、一般会員には開放していないプラスアルファの特典枠座席が出現し、予約が格段に取りやすくなります。

4つの優先:チェックイン→専用保安検査→優先搭乗→手荷物優先受取

飛行機を利用する際に、時間的ボトルネックとなるチェックイン・保安検査・機内搭乗・手荷物受取の4つに対して、優先が与えられます。

どの場面を切り取ってみても、『大混雑・行例・待ち』というネガティブなイメージがぬぐえないものですが、ANAプラチナメンバーとなればそんな憂鬱で無駄な時間はほとんど無し!時間に追われるビジネスマンはもちろんのこと、旅行などのお出かけの際にもスムーズかつ快適に出発できますから、こんなに嬉しいことはありません。

これだけ優先されると、空港へ向かう・飛行機に乗るのが楽しみにすらなってしまいますよね。

ちなみに、国内線プレミアムクラスや、国際線ビジネスクラス以上利用であればANA一般会員であってもこのようなサービスを受けることは可能です。

ANAビジネスクラスからの景色
ANAビジネスクラスで行くハワイ♡マイル特典航空券で初めて体験するビジネスクラス搭乗記(成田→ホノルル:B767-300)

しかしながら、毎回毎回上級クラスで…というわけにもいきませんよね。

フライトマイルボーナス:+95%を付与

ANAプラチナ会員はフライトマイルボーナス+95%を付与

飛行機に搭乗してもらえるフライトマイルってあまり多くありませんが、貰えるものなら沢山貰いたいですよね。

ANAプラチナステイタスでは、そんなフライトマイルボーナスがまさかの+95%付与!2
…と言ってもイメージしづらいですから、少し具体的にしてみますね。

ANAプラチナにおけるフライトマイルボーナスシミュレーション
ANAプラチナステータスにおけるフライトマイルボーナスシミュレーション

ここでも、多くのビジネスマンが利用するであろう羽田-伊丹をモデルに、ANAフライトマイルシミュレータを使って計算してみました。計算条件は、ANAプラチナステイタス1年目・ANAゴールドカード保有・運賃3(普通運賃)3になっています。

一般会員(350マイル)と比較して、プラチナ(546マイル)と、実に200マイル近くの差が発生。1回あたりではわずかな差ですが、乗る頻度が高ければこれが積み重なり、最終的には大きな差になることもあり得ますよね。

微々たるマイルでも寄せ集めて大きくすれば十分に価値を発揮させられますから、こんな嬉しいボーナスを逃す手はありません。

ANAプラチナステイタスほどの様々なサービス・特典・優先を受けることができれば、空の旅がもっと楽しくなるといっても過言ではありません。また、これだけのメリットを享受させてもらえる点から、『ANAプラチナメンバーからが真の上級会員』と表現してもおかしくないように感じますよね。

ANAプラチナメンバーになるには?50,000 PPまでの険しい道のり

ANAプラチナへの道のりは過酷

35個もの特典・メリットを享受できるANAプラチナステイタス。知ってしまうと何だか欲しくなってしまいますが、その道のりは決して簡単ではありません。

と、言うのも、プレミアムポイントを獲得するには『とにかく飛行機に沢山乗ること』が必要だから。もちろん有償のフツーの航空券で。です。

▽こちらの記事で詳しく解説していますが、ある一例を仮定すると、冒頭で紹介したANAプラチナメンバーステータスの基準:50,000 PPを獲得するにはおよそ140万円もの大金を必要とします。

もちろん沢山の搭乗をこなす=沢山の時間も必要とするワケですから、金銭面・時間面の両方で、本来非常にハードルが高く、険しいものとなっているんです。

ANA上級顧客=日常的に高頻度で利用する人であり、その方が多大なるメリットを得られるシステムですから、当然と言えば当然ですよね。

ANAプラチナステイタスは最長2年で失効してしまう

こんなに険しい道のりを経て到達するANAプラチナメンバーステイタスですが、その有効期限は最長で約2年4です。

ANAプラチナステイタスの判定基準は前年1年間に獲得したプレミアムポイント数ですから当然ですが、コレを維持するということは、本当に本当のジェットセッタービジネスマンしか為しえない業です。

ANAプラチナ相当の特典を永続的に享受できるスーパーフライヤーズ(SFC)会員とは?

スーパーフライヤーズ(SFC)会員とは?

最長でも2年間の有効期間しかないANAプラチナステイタス。何とかもっと簡単に維持する方法はないのか気になりますよね?

実は、スーパーフライヤーズカードというクレジットカードを発行すれば、年間1万円強のカード年会費負担のみで、ANAプラチナ相当の特典を永続的に・生涯に渡って享受することが可能です。

▽スーパーフライヤーズカードって何?というポイントは、こちらの記事で詳しく解説しています☆


もちろん、そんな夢のようなクレジットカードが簡単に手に入るワケではありません。発行資格があるのは、本記事で紹介しているANAプラチナメンバー以上のステイタスを保有している時のみ。

『なーんだ、じゃあ大変に変わりないじゃん』と思うことなかれ。たった1度でもANAプラチナ以上に到達していれば、その後のステイタス維持は不要!仮に翌年ANA便に0搭乗であっても、享受できるメリットは失われません。

SFC修行を1度頑張るだけで生涯のANAステイタス

SFC修行を1度頑張るだけで生涯のANAステイタス

夢のようなクレジットカード・スーパーフライヤーズカードを獲得するために頑張ってANAプラチナを目指す行為を、俗にSFC(エス・エフ・シー)修行と呼びます。

よく出張で飛行機を使うから特典が欲しい人、ANAマイル特典航空券を取りやすくしたい人、完全に趣味な人…と様々な背景があるかと思いますが、やはりANAプラチナ相当のステータスは非常に魅力的なんですよね。

ANAプラチナ基準を達成するためには140万円と紹介しましたが、実際には様々な費用低減テクニックが編み出されており、おおよその出費目安は50万円程度。ちょくちょく出張があるようなお仕事の方であれば、経費で一部修行をしているようなものですから、多少難易度も下がります。

当ブログでは、自身のSFC修行や、費用節約テクニックなども紹介していますから、ぜひ試しに覗いてみてくださいね。

ちなみに、ANAマイルをSKYコインに変換する方法を活用することで、理論的には完全無料のSFC修行も可能である点は見逃せません。

スカイコイン交換手順とメリット
ANAスカイコインをANAマイルから生み出すメリットと実際の交換手順

年間30万ものANAマイルが貯められれば、ANAプラチナ・SFCだってほとんど無料で獲得できてしまいます。

30万ANAマイルの貯め方
知ってる?年間30万を超えるANAマイルの貯め方|始めた人だけが得をする陸マイラーのシステムを公開します

プラチナ会員とSFCとの決定的な違いはたった3つ

ANAプラチナvsSFCフライトマイルボーナス加算率の違い

スーパーフライヤーズ会員がANAプラチナサービス『相当』の特典を享受できるといっても、いったいどこまで同じなの?という点は気になりますよね。

結論から申し上げると、決定的な違いは以下のたった3つだけなんです。

  • 国際線事前座席指定料金の免除:なし
  • フライトマイルボーナス率:+40%5
  • ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカードご利用時のご優待:なし

「国際線事前座席指定料金の免除」とは、国際線エコノミークラス6において、メンバーご本人様および同一予約または事前に同行者情報の登録をされた同行者の事前座席指定料金を免除するというもの。行き先にと座席タイプにより変動しますが、1,500円〜5,500円の座席指定料金が無料となる嬉しいメリットの一つですが、ないと困る!というレベルのものではないはず。

フライトマイルボーナスの付与率についても同様です。もちろん、貰えるに越したことはありませんが、ANAプレミアムメンバーサービスが上級顧客=多頻度で自社便を利用する方への特典であることを考慮すれば、納得の行くおはなしです。

また、フライトマイルに頼らなくとも、毎月21,000マイルを獲得できる方法を熟知した我々にとっては、誤差のようなモノですからね。

さらに、Financial Pass Visaデビットカードご利用時のご優待については提携ATMの出金手数料無料、インターネットバンキングでの他行あて振込手数料 月10回まで無料という内容ですが、これも目新しいとか絶対欲しいというものではありません。

ソラチカカード
ソラチカカードを持っていないあなたが逃す年間216,000もの大量ANAマイル|まだ知らずに損し続けるの?

まとめ

ANAプラチナステイタスのまとめ

ANAプラチナステイタスに到達すると、実に35個ものサービスや特典・メリットを享受することが可能です。特に魅力的な8つの特典は、出張で飛び回るサラリーマンの方はもちろん、旅行に出かける方にとっても非常に嬉しいものです。

ANAプラチナステータス期間は最長でも2年間ですが、スーパーフライヤーズカードを獲得すれば生涯にわたって同等のメリットを維持することが可能になります。

  1. 2025年1月下旬(予定)の夏ダイヤ(2025年3月30日~10月25日ご搭乗分)の発売をもって、国内線特典航空券・いっしょにマイル割の先行予約サービスは終了 ↩︎
  2. ANAカード、スーパーフライヤーズカードのゴールドカードもしくはカード プレミアムを保有している場合 ↩︎
  3. 会社経費での出張等を想定し、変更可能な「普通運賃」とした ↩︎
  4. プレミアムメンバー事前サービス提供期間までを加味した場合 ↩︎
  5. ゴールドカードの場合。一般カードは+35%,プレミアム(プラチナ)カードは+50% ↩︎
  6. ANAグループ(ANA・エアージャパン)運航便 ↩︎
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