ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)へ最小の年会費で切替するテクニック

ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)へ最小の年会費で切替するテクニック

スーパーフライヤーズカード(SFC)は、わずかな年会費の負担だけで生涯ANA上級会員と同等のステータスを維持できる非常に有益なクレジットカード。

申し込み&取得のためには、最低でもANAプラチナステイタス以上が必要なため、俗にいう「飛行機修行」を行う方も数多く存在します。

▽SFCのすべてについてはこちらの記事で詳しく解説しています

さて、無事に申込み資格を得たら、次のアクションはスーパーフライヤーズカード(SFC)への切り替えになるワケですが、その際に気になるのが『年会費ってどうなるの?』というポイント。

どうせ払うにしても、少しでもお得になる方法が知りたいですよね。

本記事では、ANA VISAワイドゴールドカードをANA VISAスーパーフライヤーズゴールドカードに切り替える場合の年会費を最小にとどめるテクニックをご紹介いたします。

目次

SFC・VISAゴールドの年会費っていくらだっけ?

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カード種別年会費(税込)
本会員家族会員
ANA VISA/マスター ワイドゴールドカード15,400円4,400円
ANAスーパーフライヤーズ ゴールドカード VISA/マスター16,500円8,250円

テクニックについて知る前に、そもそもSFC VISAゴールドの年会費っていくらだっけ?という基本についておさらいしておきましょう。

上の表では、もともとのANA VISAワイドゴールドカードと、ANA VISAスーパーフライヤーズゴールドカードの基本年会費をまとめたもの。

同ブランド・同クラスでSFCに切り替えた場合、年会費の所要額は税込み16,500円となります。

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カード種別【割引後】年会費(税込)
本会員家族会員
ANA VISA/マスター ワイドゴールドカード11,550円2,750円
ANAスーパーフライヤーズ ゴールドカード VISA/マスター12,650円6,600円

ただし、三井住友VISAカードのサービスである、WEB明細書サービスならびにマイ・ペイすリボへの登録によって、年会費の割引が適用になりますので、実際はごく普通のゴールドカードと変わらない負担(差額1,100円)で維持することが可能です。

ちなみに、マイ・ペイすリボはそれによって得られるボーナスポイントが非常に魅力的で、マイルを貯めるにあたっても強力な味方であり、登録・利用がマストでしたが、制度改悪により廃止されてしまいました。

それでもなお、比較的低維持費(年会費)で高マイル還元率を手にできるクレジットカードとしての魅力は色褪せておりません。

ANA VISAワイドゴールドカードでマイル還元率1.72%

SFC全8種類の年会費を比較

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カード種別年会費(税込)
本会員家族会員
ANAスーパーフライヤーズカード(一般カード)
JCB・VISA・マスターカード
11,275円5,610円
ANAスーパーフライヤーズ ゴールドカード
JCB・VISA・マスターカード
16,500円8,250円
ANAダイナース
スーパーフライヤーズカード
30,800円11,550円
ANAアメリカン・エキスプレス
スーパーフライヤーズ・ゴールド・カード
34,100円17,050円
ANA JCB
スーパーフライヤーズカードプレミアム
77,000円4,400円
ANAダイナース
スーパーフライヤーズプレミアムカード
170,500円無料
ANA VISAプラチナ
スーパーフライヤーズプレミアムカード
88,000円4,400円
ANAアメリカン・エキスプレス
スーパーフライヤーズ・プレミアム・カード
165,000円無料(4枚まで)
スーパーフライヤーズカード

本記事で扱うANA VISAスーパーフライヤーズゴールドカードを含め、SFCは全部で8種類存在しています。

基本(ベース)年会費を見れば、当然ながらSFC一般カードが一番安く見えるのですが、一般カードはANAマイルへの移行手数料が税込6,600円1追加で必要になるため、実質的に最もおトクになるのはANA VISAスーパーフライヤーズゴールドカードなんですね。

通常のANAカードは、異なるブランド・クラスのものを複数枚所有することが可能ですが、SFCは1人1枚だけ。
ゆえに、自身のライフスタイルや使用シーンの過多に合わせてチョイスするのが望ましいです。

*当ブログではメリット・デメリット、経済的観点からANA VISAスーパーフライヤーズゴールドカードを推奨します。

切り替え後の年会費はどうなるの?<原則編>

同じブランドの上位クラスのスーパーフライヤーズカードへの切り替えについて

今現在保有しているANA VISAワイドゴールドカードを、同じブランドのスーパーフライヤーズカードへの切り替える際の取り扱いについては、ANAサイト側に詳しい案内が掲載されています。

気になる年会費については、以下のとおり。

年会費の取扱い
ANAスーパーフライヤーズカード年会費を改めてご請求させていただきます。

このまま額面通りに受け取ると、たとえばごく最近にワイドゴールドカードの年会費を払っていた場合、さながら二重に支払いを行わなければならないように感じてしまいます。

文字通りスーパーなクレジットカードであるSFCをゲットするためなら仕方がない…と思う部分もありますが、さすがにプラス1万円超を追加でというのはイヤですよね。

しかしながらご安心を。VISAブランドの場合、再請求はありません。

ANA VISAワイドゴールドカード→ANA VISAスーパーフライヤーズゴールドカードでの再請求はない

SFC取得の準備を進める傍らの情報収集で、「VISAブランドの場合は再請求がないよ」という話は聞いていましたが、真偽のほどは分かりません。

ということで、三井住友VISAカードのデスクに直接確認を行ってみました。

ANA VISAスーパーフライヤーズゴールドカードへの切り替えを検討していますが、年会費は再度請求されたり、差額を徴収されたりしますか?

改めての請求や、差額徴収はございません。

では、例えばワイドゴールドカードの年会費を払ってすぐにSFCへ切り替えた場合、次回の年会費請求があるまでは、追加費用はなしで保有できるということですね?

そのような理解で問題ございません。


ANAサイト側の掲載内容とは異なり、三井住友VISAの場合、本当に再請求・追加徴収等はないことが確認できました。

しかも、切り替え「前」の年会費:11,550円(割引後)を払ったあとで、即SFCに切り替えすれば、理論的には最長1年間切り替え「後」の年会費:12,650円(割引後)を先延ばしできる。

つまり、差額1,100円を得できる…ということですね。

加えて、家族カードがあれば、その差額:3,850円2も浮きますから、夫婦2人で4,950円も得できる計算になります。

ANA VISAワイドゴールドカード→同ブランド・同クラスSFCの場合は『年会費請求確定日』を待て!

SFCは『年会費請求確定日』を待て

夫婦2人でおよそ5,000円のお得をゲットする。

このためには現在保有中のANA VISAワイドゴールドカードの年会費請求が確定するタイミングを待って、ANA VISAスーパーフライヤーズゴールドカードに切り替えするのが最も合理的です。

年会費請求月の確認方法

三井住友カード・年会費はいつ請求されますか?

ここで次に気になるのが、『果たして自分の年会費請求っていつなの?』というトコロ。
この点に関しては、三井住友カード側に公式の案内がありますので、ご安心ください。

年会費のお支払い日は、「毎月のカード代金お支払い日」と「カードの加入日」により異なります。「毎月のカード代金お支払い日」と「カードの加入日」をご確認のうえ、「年会費のお支払い日」をご確認ください。


【年会費の請求月の確認方法】
◆毎月のカード代金お支払い日が10日の場合
・カード加入日が1〜15日:加入月の翌月10日
・カード加入日が16〜31日:加入月の翌々月10日
◆毎月のカード代金お支払い日が26日の場合
・カード加入日が1〜31日:加入月の翌月26日

年会費はいつ請求されますか?

もし自力で調べるのは不安だという方がいれば、三井住友VISAカードデスクへ電話で問い合わせをするのがもっとも早くて確実なうえに安心です。
(私の場合、前項の問い合わせを行った際に合わせて請求月を教えてもらいました。)

スーパーフライヤーズカード(SFC)切り替え申し込み時の注意点

スーパーフライヤーズカード(SFC)切り替え申し込み時の注意点

ANA VISAワイドゴールドカードからANA VISAスーパーフライヤーズゴールドカードへの切り替えを行う場合には、主に以下3つの点に注意しておくようにします。

なお、ANAマイレージクラブ(AMC)会員番号や、クレジットカード番号は変更になりませんので、心配は必要ありません。

1.Edy残高は移行不可

旧ワイドゴールドカードでEdyを利用していた場合、ANA VISAスーパーフライヤーズゴールドカードへの切り替え時には残高が移行しませんので、すべて使い切っておくようにしましょう。

忘れてしまうと、残高ごとすべて消えてしまいます。

2.家族カードは同時切り替えになる

すでに旧ワイドゴールドカードで家族カードを発行済みの場合、本人会員のSFC切り替えによって、同時にスーパーフライヤーズ家族カードに切り替えとなります。

ただし、切り替え申込書による申請は必要になることをお忘れなく。

3.SFC到着までは約3~4週間

ANA VISAスーパーフライヤーズゴールドカードへの切り替え申請後、実際手元に到着するまでにおよそ3~4週間3を要します。

必要になるシーンが迫っている場合には、お早めに手続きされることをオススメいたします。

特に、スーパーフライヤーズカード(SFC)の大きなメリットの1つである『家族カード4』の利用予定がある場合にはご注意ください。

まとめ

SFC切り替えテクニックで夫婦2人およそ5,000円の得

ANA VISAワイドゴールドカードからANA VISAスーパーフライヤーズゴールドカードへの切り替えを行う場合、年会費請求のタイミングをうまく利用すると、夫婦2人でおよそ5,000円の得をすることが可能になります。

手間は一切必要ありませんので、SFC切り替えを検討している方はぜひ頭の片隅に置いておいてくださいね。

  1. 1ポイント=2マイルコース:VISA/マスターの場合。1ポイント=10マイルコース:JCBは5,500円(税込) ↩︎
  2. 6,600円-2,750円=3,850円 ↩︎
  3. 公式情報にはこのような記載があるが、当方の場合は切り替え申込みから20日程度でSFCが到着した ↩︎
  4. SFC家族会員は、SFC本会員の同行なしでANAプラチナ会員とほぼ同等のメリットを享受できる=これまで全く飛行機利用のない方もいきなり優先カウンターやラウンジ利用等が可能となる ↩︎
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