国際線搭乗前の時間を航空会社ラウンジで過ごす時間は最高に贅沢で快適です。
今回ANAビジネスクラス利用のハワイ旅行の過程で、憧れの国際線ANAラウンジ(成田空港)を体験することができました。
ANAプレミアムメンバーなどの上級会員もしくは上級クラス搭乗者しか入れない1秘境、ANA LOUNGE。
本記事では、国際線ANAラウンジの利用基準などの基本情報をまとめると同時に、初めての国際線ANAラウンジ(成田空港)体験記をお送りします。
コレが国際線ANAラウンジ!な6つのポイント
海外旅行に出発するとなれば、空港には最低でも2時間前には到着していなければなりません。
出発空港へギリギリに到着してしまえばバタバタ。
かと言って、余裕を持ちすぎてもすることがなさ過ぎて、喫茶店で飲みたくもないコーヒーを飲んで時間を潰し、搭乗口前の固いイスに座って死んだ目をして搭乗開始を待つしかありませんでしたが、ANAラウンジを使えるとなるともう全然ハナシが違ってきます。
むしろ十分(じゅうぶん)以上の時間を持って出発空港へ到着しておきたいくらいです。
一度体験してしまうと、もうあのツライ日々には戻れません。
国際線ANAラウンジはとにかくゆったりできる
チェックイン→保安検査→出国手続きを終えたら、もうそこからすぐに利用可能。
ANA LOUNGE入口で受付を済ませたら、もうあとはゆったりと搭乗開始を待つばかりです。
『国際線』ということで、ANAラウンジ利用者も海外の方を多数お見受けします。
ビジネスマン比率の高い国内線ANAラウンジとは異なり若干の賑やかさを感じますが、それでもANAラウンジの外と比べたら雲泥の差です。
そしてこのシート、実にフッカフカなのです。
搭乗口付近のベンチとは比ぶるまでもなく快適で、とにかく疲れません。ずーーっと居られるというのも頷けます。
無料Wi-Fi・電源完備、ビジネスブース有でネットサーフィンもお仕事も完璧
国内線ANAラウンジと同様に、国際線ANAラウンジ内にも無料のWi-Fi環境が整っていますので、PC・タブレット・スマートフォンでのインターネットも容量を気にせず利用できます。
ビジネスブースだけでなく、ソファ席にも1席づつ電源コンセントが備わっていますので、充電の心配もありません。
国際線ANAラウンジにはビジネスブースも備わっています。
座席ごとに区切られていて、国内線ANAラウンジに比べより個室感があって業務にも集中できる環境です。
アルコールを含む各種無料ドリンク類
国際線ANAラウンジでは、無料のソフトドリンク類とアルコール類を備えています。
「国内線ANAラウンジと同じじゃない?」と思うことなかれ。
その種類は国内線より遥かに多く、大人から子供まで幅広い年齢・そして好みに対応しています。
軽食類が超充実している!
国際線ANAラウンジにはおにぎり、サンドイッチ、サラダなどの軽食類が充実しており、これらも全部無料で提供されています。
ちょっとしたホテル朝食ビュッフェぐらいの種類があり、小腹を満たすのには十分なサービスです。
お酒を楽しんで、おつまみ代わりに軽食を取ってと、特段の理由がなければラウンジの外の飲食店に行く必要はまったく無い…とっても過言ではないほど。(むしろ食べ過ぎ注意)
シャワールーム完備!さっぱりしてから飛行機へ搭乗できる
日本を出発する便が午後便、しかも夜の出発であれば、シャワーを浴びてさっぱりしてから飛行機に搭乗したいですよね。
国際線ANAラウンジには清潔なシャワールームが備わっていますから、問題なく行うことができます。もちろん無料です。
洗面台・鏡台・イスも備わっていますから、女性の方がメイクを落としたりケアをしたりするのもゆったりと行うことができます。
なお、いつもいつも混雑しがちなシャワーですが、羽田空港、成田空港の国際線ラウンジ内シャワールームに予約サービスが導入されます。
搭乗日の1週間前0:00よりANAアプリから予約が可能とのこと。
これまで、ラウンジに到着して順番待ちを入れたが結局出発に間に合わず、搭乗直後の機内で「順番が来ましたよ~」のSMSが届くといった悲しい出来事に見舞われがちでしたが、こうした心配も大分軽減されそうです。
ANA便搭乗口に近い立地だからラウンジでギリギリまで寛げる
国際線ANAラウンジはANA便搭乗口に近い立地となっていますから、搭乗時間ギリギリまでラウンジ内で寛ぐことができます。
一歩ラウンジを出てしまえば搭乗口はかなりの近所ですから、搭乗口前の固いベンチで死んだ目をしてぼーっと待つ必要は全くありません。
ラウンジが搭乗口に近いことのメリットは、実際に体験してみないと本当にわかりません。
『ANAラウンジ快適!ずっと居れる!→ギリギリまで居たい!→搭乗口近い!ギリギリまで粘れるじゃん!』の黄金パターンですね。
本当に粘り過ぎてゲートオープンに遅れないよう、注意してください。
国際線ANAラウンジは『ANA LOUNGE』と『ANA SUITE LOUNGE』の2種類がある

ANAラウンジANAラウンジと連呼してきましたが、実は国際線ANAラウンジは2種類存在しています。
ANA LOUNGE<設置空港>
- 羽田空港:第2ターミナル(国際線),第3ターミナル
- 成田空港:第2サテライト,第5サテライト
- 関西国際空港
- ダニエル.K.イノウエ国際空港
ANA LOUNGE(ANAラウンジ)が設置してある空港は羽田空港、成田空港、関西国際空港、そして海外で最初の設置空港となったダニエル.K.イノウエ国際空港の4か所になります。
ラウンジにより細かい内容は異なりますが、シャワー、ビジネスサポート環境、新聞、飲食類などのラウンジサービスに関しては基本的に同じ。出発前の快適な時間を過ごすことができます。
ANA SUITE LOUNGE<設置空港>
- 羽田空港:第2ターミナル(国際線),第3ターミナル
- 成田空港:第2サテライト,第5サテライト
- ダニエル.K.イノウエ国際空港
ANA SUITE LOUNGE(ANAスイートラウンジ)が設置してある空港は羽田空港、成田空港、ダニエル.K.イノウエ国際空港の3か所になります。
泣く子も黙る(?)ANA SUITE LOUNGEは、原則としてANAステータスの最上級であるANAダイヤモンドメンバーもしくはファーストクラス搭乗者だけが利用できる22)至高の空間です。
▽成田空港第4/第5サテライトANAスイートラウンジを実際に利用してみました!

DINING h

羽田空港のANA SUITE LOUNGEには、深夜便利用の方向けにレストラン『DINING h』が設置してあります
DINING hでは、ビュッフェ形式でのお食事に加え、限定の和食・洋食のアラカルトメニューを常駐するシェフが調理。できたての料理をいつでも楽しむことができます。
出発前にDINING hでフルコースなんて贅沢過ぎますよ!!!
私の次なる目標はダイニングh利用ですから、その際はしっかりと味わいたいものです。
国際線ANAラウンジの利用条件・入室基準はコレ!

利用条件・入室基準
ANAの空港ラウンジ利用基準は以下の7通りとなっています。
- ANAプレミアムメンバー3
- ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)会員
- ANAミリオンマイラープログラム「Lounge Access Card」保有
- ファーストクラス,ビジネスクラス,プレミアムエコノミークラス搭乗者
- スターアライアンス・ゴールドメンバー
- ANA SUITE LONGEご利用券の利用
- 有料ラウンジサービスを利用
国内線ANAラウンジの場合と基本的には同じで、原則的には高い会員ステータスであるもしくは上級クラスの航空券を予約している場合に利用できるものと思っていて大丈夫です。


ANAビジネスクラス利用であれば国際線ANAラウンジを利用できる

前項で国際線ANAラウンジの利用条件・入室基準について一覧にしましたが、私が適用したのは4番に含まれているANA国際線ビジネスクラス利用の場合となります。
ANAプレミアムメンバー4であれば、国際線搭乗クラスがエコノミークラスであってもANAラウンジを利用できますが、私のようなノーマルAMC会員では通常は利用できません。
ただし、利用条件・入室基準にあるように、ANA LOUNGEご利用券を使用すればノーマルAMC会員(非会員も含む)でもANA LOUNGEを利用できます。
また、羽田空港・成田空港に限られますが、出発前にANAウェブサイトから利用申込みすれば、1人あたり8,000円(税込)でANA LOUNGEを利用できます。
なお、出発当日のカウンターで申込して利用することもできますが、1人あたりの利用料金が12,000円(税込)という衝撃価格ですので、ご注意ください。
ただし、特典航空券のフライトに関しては利用不可(例えばANAマイルでエコノミークラスの特典航空券を取得の場合、このサービスは使えない)となりますので、ご注意ください。
ANAエコノミークラス搭乗予定であっても、有料でANA LOUNGEを利用できるのは嬉しいですが、せっかくなら搭乗クラスもビジネスクラスでラグジュアリーに行きたいですよね。
マイルの世界を知らなかったら、きっと今もただ憧れているだけでした。
ANA LOUNGE成田空港第4サテライトへ初潜入

基本情報
種 別 | ANA LOUNGE |
場 所 | 第4サテライト |
所有者 | ANA |
時 間 | 7:00~最終便出発まで |
設 備 | シャワー、ビジネスサポート環境、新聞、飲食類、喫煙ルーム |
ANA LOUNGEの入り方

国内のANAラウンジと違って、国際線のANAラウンジは入口も広く、開放的。その分レセプションのスタッフさんからもこちらが丸見えなワケですが、そんなことは気にせず写真を撮りまくり、十分に満足したところで颯爽と受付に向かいます。
入り方は簡単で、レセプションのスタッフさんに(慣れた風を装って)搭乗券を提示するだけ。柔らかな笑みとともに『ぴぐ様、いつもありがとうございます♪』(と聞こえたような気がしているだけかもしれませんが)のお声がかかったら颯爽と中へ入りましょう。
※以上は誇張した表現を含んでおります。普通にレセプションのスタッフさんとやりとりしてANA LOUNGEへ入室しましょう。
国際線ANA LOUNGE(成田空港第4ターミナル)の中の様子
国際線ANA LOUNGE。
ANAビジネスクラスで旅行が決まったら、絶対に体験したいコトの1つでした。いつもPCの画面だけで見ていたその空間に、初めて潜入です。(写真多めでお送りします☆)

△入った瞬間から何だかラグジュアリーな雰囲気が漂います。

△ANAラウンジの奥側のソファ席に陣取ります。

△軽食コーナーを探検。サンドイッチとサラダ。

△おにぎりとのり巻き・お稲荷さん。

△スープコーナー。コンスメスープと味噌汁。

△フルーツゼリーがありました。

△クラッカーと飴。飴は機内でもよくもらうヤツですね。

△クッキー?とあられ。おつまみには困らない状況ですので、あられはいただきませんでした。

△パン類が3種類。

△焼きそばと肉団子。(衛生面に配慮してフタは無駄に開けない)

△とりあえず第一弾の腹ごしらえ。

△ヌードルバーでカレーを注文。とにかく食べてばかり。笑

△コーヒーメーカー。アイスコーヒー/アイスラテの作り方指南付き。

△出ました自動ビールサーバ!銘柄はキリン一番搾りのみですね。

△お酒類もこんなに沢山あります。

△酒バーカウンターから

△利用した時は埼玉のお酒になっていました。

△喫煙ルームは結構広めで、空調の音も大きくなく、快適。飲み物を持ち込むこともできます。

△ビジネスブースはかなり個室感があり、集中できそうです。

△コピーとFAXコーナー。詳細なマニュアルもありました。

△コンシェルジェコーナー。撮影時は営業時間が終わってしまっていました…。

△ラウンジ入り口側に展示してあったスターウォーズジェット!

△スターウォーズのバトルポッドで遊ぶこともできます。(オトナにはハードルが高い)

△ANAミリオンマイラーのタグが展示してありました。MAXは300万ライフタイムマイルですが、コレって保有者いるのでしょうか…もう凄すぎてイメージができません。
▽ANAミリオンマイラーってどれくらいスゴイの?については、こちらの記事に詳しく記載しております☆
ANAマイル事後登録
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△新聞・雑誌類のラック。英字新聞も揃っています。

△シャワールームも利用してみます。

△5番のお部屋。

△洗面台とトイレ。見えにくいですが、洗面台の下にイスもあります。

△タオルは大判と小判がそれぞれ1枚ずつ。シャンプー・リンス・ボディソープ・シェービングクリーム、歯ブラシ、櫛、カミソリなど、一通り揃っています。

△シャワールーム内は水滴ひとつなく、とっても清潔・快適です。
夜便利用の場合、やっぱりシャワーは必須ですよね。さっぱりしてお酒をちょっと入れれば、機内でもよく眠れるような気がします。

△仮眠できるブースは照明も大分落とされて、静かでした。
国際線ANA LOUNGE(成田空港)ではお寿司が提供された
今回のANAラウンジでのもう1つの楽しみが『寿司バー』でした♪
ANA寿司バーのプレスリリース
成田空港のカウンターとサービスがリニューアル|プレスリリース|ANAグループ企業情報
場所:成田空港ANAラウンジ
第4サテライト(Barコーナーにて、17:00~18:00頃)
第5サテライト(サービスカウンターエリアにて、15:30~16:30頃)

△バーカウンターのコーナーで、時間限定で寿司バーが開かれます。

△目の前で握ったお寿司を楽しむことができました
成田空港第5サテライトの国際線ANA LOUNGEは入れず!

△成田空港ANAラウンジ第5サテライトのエントランス。右手奥にはANA SUITE LONGEがあります。
成田空港第4サテライトと第5サテライトで、内容はほぼ同じらしいことは知っていましたが、そこもまた経験。ということで成田空港第5サテライトの国際線ANA LOUNGEにも向かいました。
が、営業時間ギリギリに到着してしまい、レセプションで(丁寧に)門前払い!
「お客様のご搭乗便ですと、第4サテライトの国際線ANA LOUNGEをご利用いただけます。」との丁寧な案内を受け、踵を返して第4サテライトに再び向かいました。
成田空港第4サテライトと第5サテライトを結ぶ連絡通路がある

成田空港第5サテライトの国際線ANA LOUNGEから引き返す際、近道として第4サテライトと第5サテライトを結ぶ連絡通路を案内されました。

丁度成田空港第5サテライトの国際線ANA LOUNGEの目の前にあるエレベーターでフロアを降りたところが連絡通路になっており、Yの字型に分かれている第4サテライトと第5サテライトを近距離で結んでいます。
これも経験。恐らく門前払いを受けなければ知らなかったはずですからねー。
しかしこの時で時間は20時頃ですが、地下通路には全く人気がありませんでした。
初めての国際線ANA LOUNGE・感想など

出張族でもない、ANA上級会員でもない、ごくごく普通の会社員である自分が、ANAビジネスクラスのチケットを手に入れたおかげで、国際線ANAラウンジを体験してしまいました。
初めての国際線ANA LOUNGEの感想を率直に表すならば、「超快適!もっと早く知りたかった!」の一言に尽きます。
国際線ANA LOUNGEは長居しても全然平気な夢の空間
冒頭にも書きましたが、国際線搭乗だからといって空港に早く着き過ぎると、喫茶店で飲みたくもないコーヒーを飲んで時間を潰し、搭乗口前の固いイスに座って死んだ目をして搭乗開始を待つしかありませんでした。
しかしANA LOUNGEがあれば話は別。むしろANAラウンジに長居したいがために空港へ早く行きたくすらなります。
清潔で落ち着いた空間、Wi-Fi・電源に不自由せず、快適にお仕事も可能。アルコール類を含む無料のドリンクとちょっとしたビュッフェのような軽食類、清潔なシャワールーム。
正味4時間ほどで国際線ANA LOUNGEを十分味わいましたが、本当にあっという間でした。
国際線ANA LOUNGEを利用できたのもマイルのおかげ
国際線ANA LOUNGEにはANAビジネスクラス利用であれば入室できますが、普通のサラリーマンである自分が旅行でビジネスクラスなんてとんでもない。夢のまた夢のお話です。
そんな私が国際線ANA LOUNGEを体験できたのも、マイルを使ってビジネスクラスのANA国際線特典航空券をゲットできたからに他なりません。
ハワイまとめ
ANAビジネスクラスで行く2016年ハワイ旅行記まとめ♪8ヶ月で実現できたマイル特典航空券旅行!
マイルを知らなければ、このようなANAラウンジサービスの魅力にも触れられませんでした。国際線ANA LOUNGEを知って、ますます海外旅行が楽しみになりましたねー。
もうエコノミークラスには乗れない!?そんな贅沢病に罹っています。笑
国際線ANA LOUNGEで出発前の快適な時間を過ごした後は、ANAビジネスクラスでホノルル国際空港に向かいます。
ANAビジネスクラスからの景色
ANAビジネスクラスで行くハワイ♡マイル特典航空券で初めて体験するビジネスクラス搭乗記(成田→ホノルル:B767-300)
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